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紙袋の持ち手素材の特徴と選び方を解説
オリジナルデザインの紙袋を製作する際、持ち手の素材にもこだわることができます。素材によって与える印象や丈夫さが異なるので紙袋に合った持ち手選びが重要です。
そこでこの記事では、素材の特徴や選び方について解説します。
紙袋の持ち手の種類は主に9種類
紙袋の持ち手の種類は主に9種類あります。以下に持ち手の種類をまとめてみました。
- PP紐
- 紙三本紐・紙単丸紐
- ハッピータック
- アクリルスピンドル
- アクリル平紐
- エクセルフィラメント
- OFJ加工
- 輪転仕様
- 小判穴手さげ
紙袋の持ち手は、種類によってカジュアルさや高級感など与える印象が異なります。また、素材によって丈夫さも変わるのでコンセプトに合った素材選びが重要です。
そのためにもまずは種類の特徴を押さえておく必要があります。
紙袋の持ち手素材を9種類紹介
ここでは、前項で紹介した9種類の特徴について解説します。
素材によって与える印象や丈夫さが異なります。素材の特徴を押さえることで、自分のイメージに合った素材選びができることでしょう。
1.PP紐
PP紐はポリプロピレン製の紐で、紙袋用の紐のなかではもっとも安価です。
特長として表面が網目状でできていて、手に持った感触が優しいので手に食い込む心配がありません。
また、水に濡れても硬くならない特性や強度もあるので重い荷物を運ぶのに適しています。
ただし、紫外線に当たり続けると劣化する特性もあるので長期的に外で置くようなイベントには適していません。
2.紙三本紐・紙単丸紐
紙紐を3本撚り合わせたものが紙三本紐、紙テープを撚って作ったものが紙単丸紐です
素材は紙製なのでPP紐と同等の安価な素材ですが、PP紐と比べると風合いがあって高級感があります。そのため、和風デザインの紙袋と相性がよいです。
また、紙製はアクリル平紐やハッピータックと違い、そのままゴミに捨てられます。分別する手間がないのでお客様に喜ばれやすいでしょう。
3.ハッピータック
ハッピータックとは、プラスチック製でできた紐のことです。
紐の先端部分は挟み込めるようにできており、紙袋の左右を挟むことで袋を閉じることができます。雨やほこりから資料を守ることができるので、会社の資料や学校説明会などの重要な資料を持ち運ぶのに適しています。
また、紙袋を倒してしまっても中身がでることがないので電車移動の際にも便利です。
4.アクリルスピンドル
アクリルスピンドルは、アクリル素材でできた紐のことでやわらかい風合いと温かみのある印象が特徴的です。
羊毛と似た柔らかさがあり、綿の感触のような握り心地になります。一般的な紐としてよく使われており、店舗用のショッパーや企業の紙袋に使われるなど多種多様です。
太さやカラーも豊富にあるため、アレンジの幅が大きいのも魅力の1つです。
5.アクリル平紐
アクリル平紐はアクリル素材を平たく編み込んだ紐のことです。
羊毛と似た柔らかさが特徴的で、握り心地は綿の感触に似ています。平紐は丸紐に比べると、肩に掛ける際の負担が少ないです。
また、スニーカーの靴紐としてもよく使われているのでおしゃれなデザインをしています。カジュアルな雰囲気の紙袋と相性がよいのでアパレルショップでよく使われています。
6.エクセルフィラメント
エクセルフィラメントはポリエステル素材でできた紐のことです。
ポリプロピレン素材の性質によりシルクのような光沢があった高級感があります。ブランド物の時計や、革製品などの小物を購入する際に受け取る紙袋の紐として採用されています。
7.OFJ加工
OFJ加工とは、機械取り付け紐のことです。
紙袋の折り返し部分に紐を張り付けることで紙袋を置いたときに紐が垂れにくく、上向きの状態を保持してくれます。他にも紙袋に穴をあけずに取り付けることができるのでデザイン重視の紙袋に最適です。
8.輪転仕様
輪転仕様はクラフト紙で作られた平紐のことです。
紙袋全体がクラフト紙となっていてシンプルなデザインが印象的です。コーヒーショップの紙袋としてよく利用されています。
他の紐に比べて耐久性や耐水性が劣るので1回限りの使用に向いています。また、耐久性が劣る分、コストが安い傾向があるので安く紙袋を製作したい方におすすめです。
9.小判穴手さげ
小判穴手さげとは、袋上部を直接小判型に穴をあけて持ち手にしています。
シンプルな見た目から雑貨、コスメなどおしゃれなお店で使われることが多いです。ただし、切り抜いた部分を持ち手にしているので重いものを入れるのは適していません。
パックや化粧品など軽いものを扱う際に選ぶのがおすすめです。
持ち手の素材を選ぶ6つのポイント
次は、紙袋の持ち手素材の選び方について解説します。使い勝手の面やデザイン性に着目していきます。
1.使い勝手のよさで選ぶならアクリルスピンドル
アクリルスピンドルは汎用性が高い素材です。
加工のしやすさからさまざまな太さやカラーが豊富にあります。また、柔らかい手触りと強度を持ち合わせているので非常に使い勝手がよく人気がある素材です。
企業が使う紙袋やアパレルショップの紙袋など多くのシーンで活躍してくれます。
2.重要な資料を入れるならハッピータック
重要な資料を入れる場合はハッピータックを選びましょう。
ハッピータックは開口部を閉めることができるので、紙袋をバックのように使えます。落としたら困る資料や、持ち運ぶ際に中身を見られたくない資料を入れるのに適しています。
会社の契約書や大事なパンフレットを入れても問題ないでしょう。
3.高級感を演出したいならエクセルフィラメント
高級感を演出したいならエクセルフィラメントがおすすめです。
絹糸のような光沢があるので高級感があります。PP紐と似た性質がありますが、見た目は全く違います。エクセルフィラメントの方が光沢感やしなやかさが感じられる高級感があります。
時計やジュエリーなど高価な商品を扱う紙袋に適しています。
4.丈夫な持ち手で選ぶならアクリル平紐
アクリル平紐は丈夫な持ち手として期待できます。
アクリル素材は耐久性に優れているので丈夫です。また、平紐は紐の面積が広いので簡単には壊れにくく丈夫な持ち手として活躍してくれます。
瓶や液体を入れるような紙袋でも破けずに持ち運べることに期待できるでしょう。
5.ナチュラルさを選ぶなら紙三本紐
ナチュラルさを演出したいなら紙三本紐がおすすめです。
紙で作られているので自然な素材感があってナチュラルな印象を与えてくれます。また、三本紐で作られているので耐久性も問題なく使用できます。
雑貨屋や食料品店など少し重い商品も破けることやく使用できるでしょう。
6.おしゃれさを選ぶなら小判穴手さげ
小判穴手さげはシンプルですっきりとした見た目にしてくれるのでおしゃれ重視の紙袋に向いています。
紙袋の持ち手としてあまり見かけないので他のデザインと差別化もできます。他とは違うおしゃれさを演出したい方は小判穴手さげがおすすめです。
紙袋に合った持ち手を選ぼう
紙袋の持ち手は素材によって見た目や特徴が異なります。
そのため、紙袋の使用目的やデザインに合った持ち手選びが重要です。素材選びには使い勝手、丈夫さ、安全性、高級感をもとに選ぶことでイメージに合った素材選びができます。
イメージに合った持ち手を選んで納得のいく持ち手を見つけ出しましょう。
紙袋や不織布に関する豆知識を発信しています。包装資材の取り扱いの他オリジナル印刷も行っている会社です。